かつて日本の住宅は、その狭さと画一的なかたちから欧米人に「ウサギ小屋」と揶揄されました。高度経済成長期以降、「1つでも多く住まいを提供する」という考えのもとに多くの集合住宅がつくられたからです。
例えば古い物件には脱衣所がないこともあります。こうした住まいを現代の暮らしに合うかたちに変えるため、インテリックスは空間を徹底的に測ります。1cmでもムダな余白を見つけたら上手に操り、リビングなどの豊かなスペースへ活かすのです。扱う物件がすべて古いわけではありませんが、聞こえのいい「2LDK」という表記を得るために、狭い空間に無理矢理部屋を押込められた現代のマンションも少なくありません。
そうした物件こそ、測りなおすことが大切です。