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老後の資金
日本の個人資産の多くの部分が、現金ではなく不動産の形となっているというお話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。詳細は別途ご紹介しますが、実に個人資産の6割以上が不動産の形になっていることが示されています。つまり「家は持っているけど、現金が無い」というのが、世間の大半を占めているという肌感覚をお持ちなのではないでしょうか。ですが、当然ながら不動産資産の形のままでは、物品購入等の様々な用途に用いることが出来ないので、現金化して活用しやすい形にしよう!というニーズが高まってきています。このような背景から「リースバック」というサービスが近年普及してきました。
ご紹介する「リースバック」はまさにこのようなニーズに活用できるサービスの一つです。今回、下記の3つのニーズにどのように活用できるのかをご紹介したいと思います。
●老後の生活資金の確保
●老後のライフスタイルの充実
●円滑な相続のための準備
老後の生活資金の確保
ご自宅等の不動産を活用して生活資金を確保しようとした場合、通常の「ご売却」を最初に思い浮かべますが「家を手放したくない」というケースは往々にして出てまいります。そこで、ご自宅に住んだまま生活資金を確保する選択肢として、下記の代表的なサービスが挙げられます。
① 不動産担保ローン ②リバースモーゲージ ③リースバック
もっとも大きな違いは、①と②はご自宅を活用した「融資」で、③は「売却」と「賃貸」を組み合わせたサービスである点です。
① と②は融資ですので、調達した金額に応じて金利が発生します。返済時に、元本に加えて金利も返済する必要があります。一方③のリースバックは、契約の時点でご自宅を売却決済し一括で資金を調達します。その後は決まった家賃をお支払いする形となるので、リースバック後の資金繰りに算段が立てやすい、という特徴があります。 家賃が金利のように上がっていくことが無いためです。
リースバックでは、ご自宅の売却によって纏まった資金を一括で調達できると同時に、賃貸の形でそのままご自宅に住み続けることが出来るサービスです。ですので、生活環境を変えずに、資産の「不動産」という形を「現金」に変えて活用することができます。
「私には生活に困らない程度の貯蓄がある!」という方にはご縁のないテーマかもしれません。しかしながら、突然の体調不良による入院や、ご家族・ご親族の事故等の不測の事態により、想定より多くの現金が必要になるケースも出てくるかもしれません。そのような場合に、ご自身にとってよりベターな選択を頂ければ幸いです。
老後の夢をかなえる資金の確保
もちろん、資金の使途に制約が無いため、お孫さまの学費の為の生前贈与、ご親族の生活の支援などの目的にも活用頂けます。資金の使途が「生活費」に限定されているリバース・モーゲージではこれらの活用は実現することができません。 前向きな夢をかなえるためにもリースバックをぜひともご活用ください。
相続を円滑にするための準備
読者の皆様は相続対策は進んでおりますでしょうか。相続の対策は税金対策だけではありません。相続の3大対策、すなわち「相続税対策」「遺産分割対策」「納税資金対策」の3つをセットで考えていくことが重要です。リースバックはこの相続3大対策でどのように活用できるかを簡単にご紹介します。
「相続税対策」・・・不動産資産を現金化して、計画的に生前贈与をすすめる
「遺産分割対策」・・・不動産を分割しやすい現金の形に変え、しかるべきタイミングまでそのまま住む
「納税資金対策」・・・相続する資産を「現金」の形にしておくことで、相続を受ける方の納税に備える
もちろん、リースバックですべてを解決できるわけではなく、税理士や司法書士等の専門家にご相談の上、遺言書や、家族信託等の他の手段と組み合わせご準備を頂くことをご推奨しております。
とくに「遺産分割対策」は、相続遺産の大小にかかわらず多くの方が課題となるテーマです。相続におけるリースバックの活用事例は合わせてコチラ(https://www.intellex.co.jp/leaseback/voice/)もご参照ください。
このように、リースバックにより自宅等の不動産資産を現金化することで、お客様の状況に応じて資産をご活用を選択肢として頂ければ幸いです。