これまでの住まいの、お気に入りポイントはいかして不満点を解消した新しい住まい。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 23年 |
間取り | 3LDK→2LDK |
専有面積 | 約74㎡ |
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種類 | 購入してリノベーション |
東京都江戸川区 N様
10年ほど暮らした賃貸マンションが気に入っていたので、そこの暮らし心地を参考にプランを考えたというN様。
「好きなところはそのまま、不満だったところを解消するという流れで決めていきました」
一見贅沢でも将来を見越して予算を配分
N様が一目惚れをした、3方向から使えるシンクがついたアイランドキッチン。前の家ではキッチンが壁向きで狭かったこともあり、対面の広いキッチンは念願だった。
「このシンクは夫婦で洗い物をしたり、料理をするのに便利です。また、汚れが落ちやすい素材を使っていて、手入れのしやすいところも気に入っています」と奥様。
さらに食洗機の扉をノックすると、大きな食器洗浄機が自動でオープン。
「重い食洗機を毎日手動で引き出していたら、あっという間に痛みそうだから」と、将来性を考えたのは旦那様。
共用設備は交換できないから隠してキレイに
アイランドキッチンにしたことで、背壁のパイプスペースや柱の凹凸が目立つようになってしまった。そこが気にならないように腰高のカウンターを設置。
その結果生まれた柱のくぼみをN様はデッドスペースにはしなかった。
「インターホンは共有設備なので将来的に色あせてもはすぐには交換できません。そこでインターホンや給湯器のリモコンをここに取り付け、扉で隠すことにしました」
扉の内側には姿見を付け、スペースを一切無駄にしていないのはお見事。
そして背壁のラインが揃ってすっきりとした。
何をどこに収納するかを先に決めておく
玄関から右手の壁はすべて収納。その裏はウォークスルークローゼットで、大体の物はそこにすべて収まっている。
前の家は服や小物をボックスを使って収納しており、そこが気に入っていたN様。どこに何をしまうのかを具体的に定め、使うボックスのサイズに合わせて棚の幅や高さを決定したとか。
「スーツケースや書斎の本も、すべてクローゼットに収められるようにサイズを測ったので、収納はピッタリでとてもスッキリしました」と嬉しそうだ。
洗面台は廊下に、脱衣所は乾燥室を兼ねて
廊下にある広々とした洗面台も、実は前の家を参考に設置した。
「洗面台が脱衣所の外にあったので、朝の忙しい時間でもお互い気を遣わなくていいし、お客様が来たときも使ってもらいやすく便利でした。今回の設置場所は、建築士のアドバイスで洗面台を廊下に。鏡の効果もあって廊下がとても広く感じられ、気持ちがいいです」と微笑む。
そして脱衣所には物干しスペースを。
「我が家は部屋干しなので、脱衣所に大きめのスペースを取ることを希望していました。以前は突っ張り棒を使っていましたが、今回はあらかじめ洗濯物を干せるようにバーを取り付けてもらい、除湿機専用のコンセントも付け、常に除湿機をかけられるようにしました」
内部を整え、配色にこだわり、床も天井も美しく
長く暮らす家だからこそ、見えないところにも強くこだわった。
「実は二重床にして、床があがった分、天井はできるだけ上げているんです」とN様。
物件を探していた頃、直床のわずかな傾斜や凹凸が気になったので、多少天井が低くなっても二重床にして平滑な床にしたかったとか。
「廊下の天井は換気扇のダクトの経路を部屋側に動かして、できるだけ高さを出しました。洗面台とキッチンの上だけはどうしても段差が出てしまうので、そこは色を変えてアクセントクロスでオシャレに仕上げました」と、旦那様。
「天井の色はキッチンの天板に合わせて、すぐに決まりました」と、奥様が微笑んだ。
間取りや設備はリアルな暮らし方に合わせて
お話を伺うと、家での過ごし方はもちろん、収納する物と場所、掃除の仕方など、すべてが具体的にイメージされていた。
「約10年の夫婦生活の中で、自分たちのライフスタイルがわかっていたので、リアルな生活に間取りを合わせられたのが良かった」と話すN様。
前の家の棚や廊下のサイズも測りながら、旦那様が間取り図を描きプランを検討。奥様の「スッキリさせたい」というご希望をもとに設備を選んでいる。お互い意識はされていない様子だったが、お二人の素敵なバランスが伝わってきた。