心地いい小上がりやキッチンに、使いやすい洗面所。すべてが“ちょうどいい”間取り。
物件概要
家族構成 | 1人暮らし |
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築年数 | 41年 |
間取り | 2LDK→1LDK |
専有面積 | 約59㎡ |
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工事費総額 | 約1100万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都新宿区 I様
中古マンションを購入して20年以上暮らした家をリノベーションされたI様。
購入時にも間取り変更などをされたそうだが、当時は初めての一人暮らしで自分自身のライフスタイルを把握できていなかったこともあり、後から不満が出る結果になってしまったという。
夜を心地良く過ごすための小上がり
広々としたリビングダイニングの一角に、小上がりがあるのがとても印象的。毎日畳の上でヨガをしてから寝るのが日課だという。
「カーペットは汚れが気になるのでフローリングにしました。でもフローリングでヨガをする気にはなれないので、畳の小上がりを。布団を敷いてのびのび寝られる点も気に入っています」
なお、布団は小上がりの上部に棚を設置し、毎朝収納して簾風のロールスクリーンを下すとスッキリ隠れるようになっている。さらに回転窓をつけることで、長年の悩みだった家全体の通気性も確保したとか。
同じライフスタイルの方の事例を参考に
寝食はワンルームのように一室にまとめられ、収納は玄関側にまとめられているのもポイント。インテリックス空間設計の事例をヒントに、玄関に繋がるウォークスルークローゼットを作った。
「朝、着替えて、靴を履き、大きな鏡で全身をチェックして出かけるという女性のライフスタイルが私と一緒!と思い、彼女のアイディアを頂戴しました」と笑うI様。
外からの光が入る明るいスペースに大きな鏡が置かれ、使い心地はとても良さそうだ。
四季の彩りを楽しめる明るいキッチン
キッチンに使われているアクセントカラーも、インテリックス空間設計の事例から。
「キッチンに黄色って素敵!と思い、黄色の壁紙を意外と苦労して探しました。とてもキレイなので、壁を生かして見せる収納もしてみようかなと飾り棚を付けました。夜は明かりに照らされて、とても素敵なんですよ」
キッチンがとてもお気に入りだと話すI様。
「眺望がいい家なのに、今までは窓に近寄らないと外が見えませんでした。今は料理をしながらでも桜や紅葉が楽しめ、季節の移り変わりを感じることができます」
日当たり良好だからこそ、暑さ対策の二重サッシ
眺望が素晴らしいI様のお家は、日当たりも抜群。その分、夏の暑さは凄まじかったと話す。
「エアコンをつけても意味がないくらい暑い家だったので、それを解消したくて二重サッシにしました。おかげで今年の夏は快適でした」と嬉しそう。
窓際は植物を置くとフローリングが痛むので、インナーテラスに。うっかり雨が吹き込んでも、あまり気にならなくなったそう。
ニットの手洗いもしやすい、病院用シンク
洗面ボウルは、今密かに人気が高まっている病院用シンク。I様は、リノベーション関連のブログで見つけたとか。
「浸け置き洗いすることが多い人はこれ!というブログを見て、私にピッタリと思いました。ニットなども手洗いしやすく便利です。
タイルは、このニュアンスにひと目惚れしました。梁の後ろに照明をつけることを設計士さんに勧められたのですが、出来上がったらタイルを照らす間接照明がホテルのように素敵で、本当に感激でした」
希望の真意を探るからこそ、すべての不満が解消
「設計士さんはコツコツ図面を引くお仕事と思っていましたが、実はコミュニケーションのお仕事なんだと感じました」とI様。
どんどん要望を伝えて、良い話し合いを重ねられたと振り返る。
「こちらの要望をただハイハイ聞くわけではなく、その要望の真意まで突っ込んでくれて、そこから良いご提案をくれました。
今まで感じていた、ここがもっと広かったら…ここはもっと狭くてもいいのに…などの不満がすべて解消されて、すべてが用途に応じた適正な広さに落ち着いたと思います」
長年暮らした家だからこそ、ライフスタイルを完全に把握した最高に暮らしやすい家を作り上げられた様子だった。