動線や風の通り、掃除のしやすさにこだわった住まいは、子育てにもいいことばかり。

東京都府中市　Ｆ様

いつかは自分好みの間取りの家をつくりたい。そう思っていたＦ様。
日当たりと風通しの良い家。動線が自分たちの暮らしにマッチする家。そして夫婦がいつも一緒にいられる家。
プランを考えていた頃はまだお子様がいらっしゃらなかったが、そんな思いで出来上がった家は子育てにもふさわしい住まいとなった。

リビングの広さを生かしたフリースペース

寝室のほかには、二人でゆっくりくつろげる広いリビングがあれば十分。
そう思っていたが、広すぎるのも使いにくいと感じてフリースペースを作ることにした。

「風通しの良さは大切にしたいので、リビングからウォークスルークローゼットを通って寝室まで空気が抜けるようにプランしました。それから広々とした気持ち良さをなくしたくないので、大きな室内窓をつけました」

アイアンの室内窓は、多少コストをかけても実現したかった奥様の憧れ。視界に入るたびに満足感が生まれるとか。
このスペースの使い道はまったく決めていなかったと言うが、今ではおもちゃが並ぶ子供部屋に。数年後には学習机が置かれる様子が目に浮かぶ。

段差をなくした床と回遊する間取りはメリット大

生活スタイルができて、要望が明確だったご夫婦は間取りのイメージまでまとめていたそうだが、キッチンの向きを90度変更すると配管の都合でキッチンの床だけ高くなってしまうと言われ、Ｆ様は迷わず家全体の床をその高さに合わせる決断をしたという。
「共働きの我が家の掃除は、ロボット掃除機にお任せしています。段差があるとロボット掃除機が走れなくなるので床は絶対フラットに。そして家全体を回遊式にしました」

天井に十分な高さがあったので、床を上げることに抵抗はなかったそう。「回遊式にしたおかげで子供が家の中を走り回わっています。段差がないので安心ですね」と微笑むＦ様。
床を上げているので階下に音が響く心配も少なく、のびのびと子育てできている様子。

倒れる家具がないという安心感

広々としたリビングも家具を置くとゴチャついてしまうと思い、収納や棚はすべて作り付けにした。
「クローゼットは足元に置く収納ボックスのサイズにぴったり合わせてもらいました。ダイニングの飾り棚は特にこだわらず、プロである建築士さんが良いと思えるバランスでお願いしました。

壁一面に作りたかったTVボードは、高級感のある見た目の割にリーズナブルな素材を提案してもらえて良かったです」
AV機器に合わせて棚の高さを調整し、コンセントも必要な分だけ奥に設置。ゴチャつきがちな配線をキレイに収めることに成功した。
さらに、すべて造作にしたおかげで地震やアクシデントにより倒れてくる家具がないことも、子育てをするにあたって大きな安心となっているとか。

信じて任せて“いい感じ”に

飾り棚の高さのほか、Ｆ様は照明の数や位置、通路幅、アクセントクロスの色みなど、多くの調整を建築士に「いい感じにしてください」とお任せできたという。

「好みの画像を集めたり、やりたいことをリストアップしたりはしましたが、やはり図面だけではイメージしきれない部分が多いのでプロの判断を信じました。
結果、私たちの好きなテイストを理解してもらえて“いい感じ”に仕上がりましたし、キッチンの装飾など素敵な提案ももらえました」

さらに施工中にも、インテリックス空間設計に対するＦ様の信頼がアップしたというエピソードが。
「もうここまで出来たら変更できないのではと思うようなところも、建築士さんが自ら厳しくチェックしてやり直してくれました。妥協なく取り組んでくれているのが見えて、お任せして良かったとますます感じました」

納得の予算配分と決断に満足感アップ

室内窓やキッチンの装飾などのようなこだわりにはしっかりと予算をかけたＦ様。
「コストが抑えられるキッチンなどの設備を紹介してくれたり、『これはネットで買った方が安いですよ』なんて思いがけないアドバイスをくれたり。予算の抑え方を教えてくれたおかげで、メリハリを上手につけることができました」
大きな金額が動くからこそ、建築士が近い金銭感覚だったことも話しやすくて良かったと振り返る。

「打ち合わせ中、何度も悩み沈黙してしまう場面がありましたが、急かされることが一度もなかったのも良かったです。実はスケジュールが押してしまったのですが、それでもいつも私たちの決断をゆっくり待ってくれたので、すべて熟考して決められました」
作る工程がとても楽しかったし、家への愛着も湧いたと話すＦ様。

「すごくお家に満足しています。リノベーションを考えていたお友達に、胸を張ってインテリックス空間設計をオススメしました」と、嬉しそうに教えてくれた。