空間を巧みに使い、広々としたリビング脇に一人時間を楽しめるロフトがある住まい。
物件概要
家族構成 | ファミリー |
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築年数 | 26年 |
間取り | 3DK+S→1LDK |
専有面積 | 約68㎡ |
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工事費総額 | 約1590万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都墨田区 T様
10年以上暮らしたご自宅のリノベーションを、在宅ワークを機に決意したT様。
家で過ごす時間が長くなったことで、日差しの入らない暗いキッチンや、大きいけれど使いにくい納戸が気になってきたからだという。
片隅にワークスペースを設けたリビングダイニングは、キッチンとも一体化して、明るく広々としている上に家事動線は抜群。
開放的ながら、一人でゆったりとくつろげるスペースを確保した、メリハリがある間取りが特徴的。
限られた平米数を無駄なく使い切ることを目指したリノベーションで、見違えるほど広さを感じさせるお住まいとなっている。
リビングからのアクセスを重視した壁付けキッチン
大きな窓から日差しがたっぷりと入るリビングダイニング。キッチンにはリビングから回り込むことなくアクセスしたいので、壁付けスタイルにした。
「調理後は振り返るだけで配膳がスムーズにできますし、テーブルを作業台としても使えます。あらゆる作業が楽になって、料理への意欲が湧きました」と微笑むのは旦那様。
旦那様の腰への負担を考慮して高めのキッチンにしたことで、小さなお子様の手が届きにくくなったのも安心だ。
「システムキッチンの引き出しの取っ手を、造作したカップボードと揃えたいとオーダーしました。こんなに細かい希望にも応えてもらえたのが嬉しかったです。ささやかでもこだわった分だけ愛情が増し、目に入るたびにニマニマしてしまいます」と奥様。
決して広くはないが開放的で、夫婦一緒に立てる使いやすいキッチンになったそう。
憧れのロフトは気分が変わる楽しいスペースに
家でお仕事をされるのは奥様。明るい窓際で仕事をしながら家事もこなしたいので、リビングダイニングと同じ空間にワークスペースを置いた。
ワークスペースの背後には、旦那様念願のロフト仕様にした小部屋を。今は旦那様が寝室として使っているが、いずれは子供部屋にする予定だとか。
「リビングダイニングで勉強をさせるつもりなので、広さはこのくらいで十分。受験などで個室が必要になったら、ここを夫婦の寝室として二段ベッドのように使うつもりです。
このロフトのおかげで家が2平米くらい広くなりましたし、ちょっとしたおこもり感が楽しみを与えてくれています」と嬉しそうな旦那様。
奥様も「ここに来ると高さがあるおかげで視点が変わるので、とてもいい気分転換ができるんですよ」と笑う。
片付けがスムーズで見渡しやすい壁面収納
保育園から帰ってきた時や家族で出かける時に、玄関が渋滞するのが不満だった奥様。
広くなった玄関はベンチに荷物を置けたり、濡れた傘やレインコートを掛けたりできるので、外から帰ってくるたびに「いい家になった」と実感するとか。
玄関からリビングへの壁沿いの扉はひと続きの大容量クローゼット。ここに家族の洋服や雑貨がすべて収まっている。
ワークスペースからキッチンも一面壁面収納に。
「以前の住まいでメイン収納だった納戸は広さがありましたが、通路になるスペースがもったいないと感じていたので、オープンに全体を見渡せる壁面収納にしました。
使うところのそばに収納があるから片付けがスムーズになり、部屋が散らかってイライラすることがなくなりました。親の気持ちが穏やかなのは、子供にとっても良いんじゃないでしょうか」とニッコリ。
空間使いと動線の良さが生む心のゆとり
生活動線の良さを重視して、キッチンから洗面所、浴室やトイレは回遊式に。脱衣所は通路を兼ねているが、それも家族間のことだから構わないと判断されたそう。
「家の中にひとつの用途しかない場所はありません。リノベーションで、空間を有効活用できました」と満足そうな旦那様。
お子様が走り回って遊んでいる姿を見るのも楽しいと微笑む。
寝室にもデスクがあるので、在宅ワークが夫婦で重なっても別室を用意できるし、寝室も夫婦で分けることができる。
普段は広々と使いながらも、個々のスペースは確保できるメリハリのある間取りに、奥様は「心にゆとりが持てるようになりました。家に優しくされている、精神的にケアされていると感じます」と話す。
人生に夢を与えた希望通りのリノベーション
今の旦那様の楽しみは、窓際の一人掛けソファーに座って家を見渡すこと。
家族3人、68㎡をリノベーションしても変わらないと思い、郊外の広い家への引っ越しも考えたそうだが、驚くほど広々とした自分たちの暮らしに合う家になったと感じている。
どんな住まいにすれば暮らしやすくなるのか具体的にイメージができなかったという奥様は、
「インテリックス空間設計は丁寧なヒアリングとたくさんの提案で、夢を広げてくれました。自分の人生に、こんなに希望通りにできることがあるとは思いもしませんでした。
快適な空間で暮らすために今まで頑張ってきたんだと思えましたし、決して贅沢ではないから迷っているなら絶対にリノベーションをするべき!と言いたいです」と、家を見渡して目を輝かせた。