料理好きの奥様と気ままな愛猫たちが幸せな住まいを、旦那様が主導でプランニング。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 15年 |
間取り | 3LDK→3LDK |
専有面積 | 約89㎡ |
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工事費総額 | 約900万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都多摩市 M様
14年前に新築で購入して数年過ごした後、大阪に転居することになり、このマンションは娘さん家族に貸していたというM様。またここで暮らすにあたって部分リノベーションをおこなった。
大阪からオンラインでご相談をされた後、旦那様が数回上京して打ち合わせ。設備選定は大阪のショールームへ足を運んだ。
「もともと暮らしていた家なので、リノベーションをしたいところも明確でした。
こちらの希望を伝えると、インテリックス空間設計が的確な提案をしてくれたので、あまり時間をかけず決断できました」
奥様が笑顔で過ごせる、明るく広いキッチン
料理上手な奥様のためにと、旦那様が一番こだわられたのはキッチン。
窓からの日差しが心地良く、コックピットのようなコの字型のキッチンが気に入って購入した物件だが、調理家電を並べるには手狭と感じていた。
「使い勝手を良くしたいと相談したら手持ちの家電を聞かれ、壁際にいろいろと置ける大きなカウンターを提案してくれました。キッチン全体も作業スペースもグンと広くなり使い勝手が良くなったと思います」と旦那様。
「窓際のカウンター下の戸棚は観音扉で使いにくかった上に、ゴミ箱を置く場所もありませんでした。そこでカウンター下はオープンにしてもらい、ゴミ箱も収納できるように。キッチンがスッキリと片付き、動きやすくなりました」と奥様も嬉しそうに微笑む。
愛猫が安心して過ごせる工夫
キッチンに隣接する洋室は、ベッドやトイレ、餌場がある猫のための部屋。普段は扉を開けっぱなしにしているので、猫たちは気ままにリビングダイニングや寝室を行き来して遊んでいるそう。
「来客時には部屋に入ってもらうのですが、どうしても人の気配があると出たがるんですよね。そう話すと、ドアの下部に大きな窓を付けて、猫たちがリビングをのぞけるようにしたらと提案されました。上部にも小窓があり、ドアを閉めてもお互いに目を合わせられるので安心できるようです」
リビングダイニングの天井には室内干し用のバーがあって、使わない時には収納しておける。
「背が低いので、アイアンバーのように固定されて高さを調整できないタイプは使いにくいんです。猫がいたずらするのでグリーンや花を飾ることもできませんし。
そこで使うときに昇降して、普段は収納できるタイプにしました」と奥様。
日当たりも風通しも抜群なベランダと浴室乾燥機があるので、まだあまり出番がないとか。
防災を考慮した壁面収納
猫たちの安全のためにも、地震で倒れるリスクのある背の高い家具は置きたくなかったM様。そこで、壁面収納を増やすことにした。
「収納が少ないので、キッチンには最大限の吊り戸棚やカップボードを、リビングにはテレビ台を兼ねた耐震ラッチ付きの壁面収納家具を新設してもらいました。引っ越し時に物は相当処分しましたが、たくさんの収納が確保できたので意外とスペースに余裕があります」と笑う。
結果的に家具が少なくなり、掃除がとても楽になったとか。
さらに掃除の手間を減らせる設備を選んだ。
キッチンのコンロはガラストップに。お風呂のバスタブは傷も汚れもつきにくい人工大理石にしたそう。
そして猫が粗相しても、溝が少ないと掃除が楽だからフローリングは幅広に。長年使っていた床暖房は壊れていた部分が見つかり、フローリングを張り替えるタイミングで交換した。
寒い季節には、床暖房が利いたリビングで猫たちがとろける姿を見るのが楽しみだとか。
新しい設備で暮らしはグッと快適に
メインでリノベーションをしたのはキッチンや洗面台などの水回りと、リビングダイニングだったが、住戸全体で古くなった部品を交換してもらったのも良かったそう。
例えば給気口。新しい給気口にはフィルターが付き、交換の際にダクトの掃除も行ってもらえたので、気持ち良く過ごせているとのこと。
「ドアストッパーもすべて新しいタイプに交換しました。ドアを押し込むだけで使えるので格段に楽です。ちょっとしたことですが、日常的に積み重なるストレスが少なくなりました」
今回のリノベーションでは最新の設備を取り入れて暮らしやすさをアップグレードさせた一方、クロスの大部分は娘さん家族が模様替えで貼ったものをそのまま残すことにした。
「柄や色がユニークなクロスはキレイに貼れていて汚れも少なかったので、あえて残してもらいました。柄クロスをポイントやアクセントとして使う発想やセンスは私にはありませんでしたが、素敵ですよね」と笑顔。
レンガ風やマリメッコ、大胆な星や魚など、カラフルな柄のクロスが暮らしに彩りを与えている。
使って感激のアフターサービス
引っ越し後にアフターサービスを実際に利用してみてさらに感動されたご様子のM様。
「明らかな施工不良ではない限り対応してもらえないと思っていました。でも、暮らしてから気になったことをとりあえず相談すると、すぐに対応してくれました。施工に責任を持っているのだなと感じて、さらに信頼感が増しました」
予算と何をしたいかを伝えたら、それを叶えるデザインや設備を提案してくれ、時間的制約のある中で効率的に進められたのが良かったと振り返るM様。大枠が整ったので、細部はホームセンターなどでいろいろと仕入れて、楽しみながら手を入れていきたいと考えている。
「浴室の鏡は不要ではないか、棚やラックはマグネット式を後付けできる…など、最近の住宅設備の考え方や、便利で使い勝手の良い商品情報をたくさん教えてもらえました。プロといろいろと話せたのも楽しかったです」と微笑んだ。