マンションとは思えないほどの贅沢な空間でお気に入りに囲まれた豊かな生活を実現。

東京都稲城市 O様

「これからの人生を豊かに暮らすために」と50代のうちにマンションのフルリノベーションを決意したO様。
「よくあるマンションの間取りではなく、自分たちがイメージする空間にリノベーションして住みたいと40代後半を過ぎたころから思っていました」

3社に相談したなかでインテリックス空間設計は、最初から自分のことのように親身になってくれたとか。
「私たちの漠然としたイメージを形にして、たくさんの提案をしていただきました。最初から最後までずっと一緒に伴走してくださって、悩んだときもとことん付き合っていただきました」

明るく開放的な玄関とホール

玄関ホールには存在感のあるサイドボードが置かれ、センスよく飾られた花や絵とともにO様邸の顔となっている。
サイドボードは100kg以上あるため、フローリングを傷めないよう台座を造作。グレーのタイルがウォールナット材の質感をさらに引き立てている。
「タイルはかなり迷いましたが、ショールームでいいなと思うものを取り寄せて、サンプルを並べてシミュレーションして決めました」

広い玄関は奥様の希望で、廊下のない間取りは旦那様の希望。お二人の希望が合わさって、この贅沢で開放的な空間が生まれた。
玄関ホールと居住空間を仕切るドアは全面ガラスで、明るい光が差し込んでくる。

「ガラスを通して光がたくさん入り、本当に開放的です。玄関を入ってホールからまっすぐに広がるバルコニーまでの景色は『壮観』の一言に尽きます」
さっそく遊びに来られたご友人も、リノベーション前と大きく様変わりした空間に驚かれたそうだ。

LDKが一体化したくつろぎの空間

落ち着いた色合いのシステムキッチンは、ショールームで奥様が一目惚れしたもの。以前から憧れだった海外製のビルトイン食器洗浄機も入れた。

「以前はキッチンに間仕切り壁がありましたが、遮るものがなくなり、できた料理もすぐテーブルに置けるようになりました」
陰影の美しい白いタイルが壁一面に貼られ、動かせないパイプスペースもデザインのように見えるL型キッチンは「カウンターが自然な感じにつながっているのがこだわりのポイントです」と奥様が教えてくれた。

壁一面のＴＶボードは空間を有効に使え、棚の下にはロボット掃除機の基地もあり、障害物のない広々とした空間で大活躍。
「このようなシンプルな棚を、約4m幅の壁に作れるとは思いませんでした。本棚を作らなくても済みました」と旦那様も満足そうだ。

タイルが印象的なトイレと室内窓のある洗面所

玄関の次にこだわったのがトイレだという。インテリア雑誌を愛読していた奥様がトイレにタイルを貼った事例を見て、壁一面に貼りたかったとか。
今回は、1セット6枚組のタイルを組み合わせて、アートのように仕上げた。

「建築士さんが同じ模様の小さい紙を準備してくれ、みんなであれこれ入れ替えながら配置を決めたんですよ。とても楽しい時間でした」
タイルのデザインを崩さないように、トイレットペーパーホルダーは床置きタイプにした。

洗面所には、光が入るように室内窓をつけた。鏡の下のタイルとブルー系でさりげなく統一され、横には奥様の希望であったタオルウォーマーが設置されている。
「いつでも乾いた暖かいタオルが使えるのは快適です。寒い時期もタオルウォーマーがあるからか、洗面室がほんのり暖かいんですよ」

衣類収納はリビングと寝室にあるクローゼットを活用

寝室にはネイビーのアクセントクロスを使って、落ち着いた雰囲気に。
今シーズンの洋服は寝室のウォークインクローゼットに入れて、リビングのクローゼットと季節ごとに入れ替えているとか。

「クローゼットにしまう洋服の量を先に決めてから、ハンガーパイプを調整してもらい、そのほかのスペースには棚をつけてもらいました。リビングのクローゼットは、ハンガーパイプを2列にしたため、思った以上に収納力がありました」

ご夫婦共通の趣味は旅行とゴルフ。ベッドの頭上部分にスマートフォンや小物を置ける棚は、宿泊したホテルの棚が気に入った旦那様の希望。
「旅行先のホテルにあった棚が便利だったので同じようにしてもらいました。コンセントもあり、寝ながら充電できます」

丈が高くかさばりがちなゴルフバッグがしまえるスペースも玄関脇に確保した。
「以前は玄関に置けなかったので収納部屋まで持っていくのが大変でした。外で使うものは玄関に収納するのが楽ですよね」 

希望を100％叶えて心豊かに過ごせるように

リノベーション後の住み心地を伺ったところ、「最高です！」と口を揃えるお二人。妥協は一切せず、納得のいく選択ができたことが満足度につながっているようだ。

「“こうしたい”というイメージを膨らませて、打ち合わせなどではメモや画像を見せながら伝えること。また、逆に“こうしたくない”という事例や、好みではないものも伝えたので、理解してもらいやすかったと思います」

話し合って決めた「リノベーションで実現させたいこと」は100％叶えられたそう。
「好きなものに囲まれていると心が豊かになり、玄関を入ったときも、トイレに入ったときも、気分が上がります」と語ってくれた。
今回のリノベーションの記録は写真集にまとめられ、できあがっていく過程で撮影された多くの写真とともにお二人の思いが綴られている。これも貴重な思い出の品となるだろう。