夫婦二人、今後の暮らし心地と、使い勝手にこだわった50代のご自宅リノベーション。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 35年 |
間取り | 3LDK→3LDK |
専有面積 | 約69㎡ |
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工事費総額 | 約1390万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
神奈川県川崎市 K様
お子様が独立して、夫婦二人の暮らしについて考えるようになったK様。
長年暮らしたご自宅にはいろいろと不満を感じていたが、マンションの管理や周辺環境には満足されていたのでリノベーションすることにした。
「このマンションをリノベーションした実績のある業者にお願いするのが間違いないと思い、インテリックス空間設計ともう1社に相談しました。
間取りはそのままでキレイになれば十分と考えていた私たちに、使い勝手がよくなる提案をたくさんしてくれたインテリックス空間設計に惹かれてお願いすることにしました」
悩みを解消したリビングダイニング
夫婦それぞれの個室とリビングダイニングといった間取りの二人暮らしの住まい。リビング脇の洋室はお子様が帰省された際には寝室として、普段はリビングの一部として使えるように大きな引き戸で仕切ることにした。
「普段は戸を開け放っているので、引き戸を収納したときに壁と一体化するよう天井からの吊り戸に。リビングと洋室のつながりには、とてもこだわって打ち合わせしました」と奥様。
インナーテラスの上には、小柄な奥様が使いやすい高さで室内干し用のアイアンバーを設置。そして結露がひどかった窓際にはインナーサッシを入れた。
「カーテンやサッシ廻りのクロスにカビが生えるくらいひどい状態でした。予算は出てしまいましたが、国の補助金があったので、リノベーションをするこの機会にできることはやっておこうと決断しました。
おかげで結露がなくなったばかりか、冬場に暖房を使わなくても寒さを感じることはなく、朝晩も快適に過ごせるので本当にやってよかったですね」と旦那様。
キッチンの見た目はどこから見るかを考えて
オープンにして対面式で明るくなったキッチン。リビングから見えるカップボードは、リビングの雰囲気に合わせたウォールナットに。キッチンユニットはグレーとデザインを変えている。
「ショールームのスタッフさんに、リビングに座っている時とキッチンに立っている時で目に入る景色が変わるので、キッチンとカップボードの色を変えてもいいと思いますよとアドバイスをもらいました。その発想はなかったので、なるほどと思って色を変えてみました」
もともと洋室の収納だった部分を、扉の位置をキッチン側に変えてパントリーにする提案は建築士によるもの。今まではキッチンにスペースがなく廊下に棚を置いて、買い置きの食品などを並べていたそうだ。
「大きなパントリーのおかげでキッチンと廊下がスッキリと片付き、家事効率もアップしました。吊り戸棚やテレビの横の食器棚も含めて収納はたっぷりで、大満足です」と奥様はとても嬉しそうなご様子。
新しい設備は掃除もラクラク
以前はリビングも廊下もすべてカーペットで、掃除に手間を感じていたことからフローリングに変更。そして床を全体に少し上げることにした。
「水回りの床が一段高いことが、今後の生活を考えると気になっていました。バリアフリーにするため、水回りに合わせて床を上げてフラットにしました」
水回りの設備も新しくしたが、
「ウチは最新の優れた機能は求めていなかったので、選んだのはシンプルな機能ばかりです。でも新しい設備はどれも汚れがつきにくくて、サッとキレイになるのがいいですね。
今までは頑張ってもあまり汚れが落ちないので、掃除をする気が起きませんでした。
でも今はキレイになったからこそキレイに使おうと思うし、掃除をしようと思いますね」
そんな旦那様の言葉に、奥様もニッコリ。
たくさんの提案と的確なリードで楽しく決定
内装に特にこだわりはなかったそうで、インテリア雑誌も見なかったというK様。
「使い勝手に関しては時間を掛けて打ち合わせをしましたが、デザインに関する部分は数をこなしているプロのアドバイスをもとに進めました。
キャビネットの濃いグレーのアクセントクロスは建築士さんに勧められましたが、遊びに来た友人みんなに褒められます。やっぱりプロのアドバイスは確かですね」と満足そう。
普段からムーミングッズを愛用している奥様の部屋は、プランナーの提案でムーミンのクロスを使って愛らしく。喫煙者である旦那様の部屋は、建築士の提案で汚れが目立ちにくいグレーのクロスを使ってシックに仕上げた。
「選択肢が多いけれど床と壁の組み合わせはサンプルを使って見せてくれるので、質感も伝わってわかりやすかったですね。
打ち合わせやショールームを巡りながら決めることはたくさんありますが、的確にリードしてくれるので、それに沿って楽しく決めていけました」
体力面でもローンの面でも、50代はベストなタイミング
これから廊下に手すりを付けたりするかもしれないが、大きなリノベーションは最後になると思うというK様。給排水管を交換し、簡単には手を入れられない暮らし心地に関わる部分は、予算を超えても妥協することなくプランを作られたようだ。
「引っ越しや打ち合わせには体力が必要ですし、ローンを組む年数的な余裕も必要です。子供が巣立ち夫婦二人の生活を考えてリノベーションをするのに、50代の今は最適なタイミングでした」と振り返る。
お部屋のあちこちに花が飾られているが、以前はスペースにも気持ちにもゆとりがなくて大好きな花を飾れなかったとか。
「リノベーションをしたら空間に余裕ができたので、サブスクでお花を注文するようになりました。家にいるのが楽しくなって、気持ちにも余裕ができたと思います」と微笑む奥様。
たくさん提案されて、多くの選択肢から選べたこともよかったと奥様が言うと、
「どの提案もすごくいいんですよ。提案されたら全部やりたくなっちゃうじゃないですか!予算があるのに!」と、パッと花が咲いたような大笑いで返す旦那様だった。