スクリーンで仕切る客間は必見。色彩バランスにこだわった、気品あふれる空間づくり。
物件概要
家族構成 | 2人暮らし |
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築年数 | 20年 |
間取り | 3LDK→2LDK |
専有面積 | 約97㎡ |
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工事費総額 | 約2580万円 |
種類 | 購入してリノベーション |
神奈川県横浜市 T様
かつてアメリカで暮らした時の家が気に入っていたので、海外の家の写真をたくさん集めてイメージのベースにしたというT様。
「色の組み合わせや装飾など、こんな感じが好きというぼんやりしたイメージで写真を集めましたが、建築士さんとプランナーさんが親身に話を聞き、こんな感じはどうですか?と私の好みをちゃんと汲み取ってくれ、イメージを具体化してくれました」と微笑む奥様。
お話をうかがうなかでも、奥様が色のバランスをとても大切にしていることがよく伝わってきた。
2枚のスクリーンでリビングの片隅に生まれる客間
広いリビングダイニングとキッチンを希望されたが、お子様が帰省した時の寝室も必要。個室にしてしまうと、リビングやキッチンを思う広さにできないと思われたそうだが、
「3社に相談したところ、インテリックス空間設計だけが遮光スクリーンで空間を区切る提案をしてくれました。斬新なアイディアで驚きましたが、これはいいと思い採用することにしました」と振り返る。
普段はスクリーンを上げて広々と使い、帰省時だけスクリーンを下ろして寝室に。実際に使用したお子様は、中の広さがこれだけあれば十分だと感想を持たれたとか。
そしてさらに広さを感じられるよう、リビングダイニングの天井は上げられる限り目一杯高くした。夜は間接照明を使い、ゆったりとした時間を過ごされている。
「ソファに座ってくつろぐ時間が何より気持ちいい」と笑顔の旦那様。
「照明は眩しすぎないようにしてほしいとだけ伝えて、建築士さんにお任せしました。位置も数もちょうど良くて、さすがプロと感じました」と奥様も微笑む。
モールディングと隠す収納で家全体を美しく
家全体を彩る真っ白なモールディングは、以前住んでいたアメリカの家をイメージされた。黒いドアとグレーのクロスにモールディングの白が引き立ちとても美しい。
「モールディングを使う範囲が広くなるほどコストがかかるので、ドアの周りは実はモールディングではないんですよ。でも、自然につながっているから同じモールディングを使っていると錯覚できますよね」と嬉しそう。
建材のメリハリを利かせて、予算内で希望の雰囲気を実現させた。
上品な美しさが目を引く住まいだが、実は掃除が苦手と苦笑いをする奥様。
掃除の手間を減らすため隠す収納を望まれ、リビングには大きな壁面収納を。キッチンは吊戸棚とパントリーを設けて、収納はたっぷりだ。
「地震に強い家にしたかったんです」と話すのは旦那様。
物はできるだけ表に出さず、テレビも壁掛けにしたので安心だと微笑む。
ブラックウォルナットの床に合わせてコーディネート
シャープな黒に、グリーンのタイルが品の良いキッチン。
フローリングを基準にしてキッチンの色を決め、リビングドアやクロスを決めていかれたという。
キッチンを彩るレリーフ状の美しいタイルは、ショールームで一目惚れ。タイルの淡いグリーンに合わせて、パントリーのクロスもグリーンにした。
キッチンは洗面室やバスルームとつながり、家事動線も抜群。
「水回りの設備を新しくすることは考えていましたが、キッチンとつなげる案をくれたのもインテリックス空間設計だけでした。洗面室の風通しが良く、湿気がこもらないのがうれしいですね」
夫婦それぞれの個性が感じられる個室の色使い
個室はそれぞれ、自分自身でコーディネートされた。
旦那様の部屋は落ち着いたダークブラウンがベース。
「アメリカで買ったお気に入りのライティングビューローでリモートワークができれば、スペースとしては十分。でも高さは感じたいので、抜け感を出すために天井のクロスを淡い色にしました」と、こだわりを見せる。
一方、奥様の部屋は壁面クローゼットと、アーチの入口が素敵なウォークスルークローゼットで収納たっぷり。ウォークスルーには上着やバッグなどを収め、お出かけの際の動線がスムーズだ。
「ボタニカル柄が好きですが、可愛くなりすぎないように落ち着いたデザインのクロスを選びました」と話すように、上品にまとまっている。
窓際には電動の室内物干しユニットを設置。使わない時は天井にスッキリ収納できるところが気に入っているとか。
たくさんの希望を、プロの視点でバランス良く
「最初はあれもこれもしたいと希望をたくさん盛り込んでしまいましたが、すべてを叶えたらtoo muchだったと思います。建築士さんが上手く引き算をしてバランスを取ってくれ、スッキリ整えることができました」と振り返るT様。
「自分の希望がプロの目から見ておかしくないのか、素人ではジャッジできない部分の意見を一番に求めていたので、きちんとアドバイスをいただけて本当に良かったです」
そのうえで絶対に譲れないことや、グレードを下げる際の候補を頭に入れておいたので、予算調整が必要な際にもスムーズに決断できたと話す。
また、これから暮らしていくにあたり、ご近所様への印象に直結する施工面に関しても、
「管理規約がしっかりしているので、施工業者さんの共用設備の使い方に注意が入ることもあるそうなんですが、今回はそんなことはありませんでした。むしろ、インテリックス空間設計さんはいつもきちんとしていますねと言われたんですよ」と、笑顔で教えてくれた。