メニュー

モダンに仕上げたホテルライクな家。工夫を凝らして、北向きながら明るいリビングに。

物件概要

家族構成 ファミリー
築年数 58年
間取り 2LDK→2LDK
専有面積 約72㎡
工事費総額 約1600万円
種類 自宅リノベーション

東京都文京区 S様

築年数のあるヴィンテージマンションを受け継ぎ、リノベーションすることにしたS様。「白とグレーに黒をアクセントとして使うモダンな雰囲気のインテリアが好きで、家具や家電も黒をメインに購入してきました」
イメージはSNS上の画像を見ながら具体化。好みという海外の家の画像からは、デザインのヒントをいろいろもらったと振り返る。

また、整理整頓が苦手という奥様が設けたもうひとつのテーマは、急な来客にも対応できるように「生活感があるものを隠すこと」。
隠す収納と魅せるデザインのバランスが取れた、色使いも洗練されたホテルライクな仕上がりとなった。

光を有効活用した、のびのび過ごせるリビングダイニング


S様の一番の要望は広く明るいリビングダイニング。だが、窓が北向きなので日当たりは決して良くはない。そこで、少しでも光を有効活用できるようにクロスやフローリングは白っぽいものをセレクト。白いソファやサブウェイタイルも効いている。
「窓からの日差しを少しでも反射させるため、建築士さんの提案でテレビ脇の壁をミラー仕上げにしました。日中は北向きとは思えないほど明るく過ごせるリビングになりました」と奥様。
リビングドアも大きいガラス入りにしたので、暗かった廊下にも光が差し込むとか。

ルーターやゲーム機は、テレビの後ろに収納してリビングはスッキリとしている。
「テレビ台を置くとリビングが狭くなるし、子供が上ったりぶつかったりしても危ないので」と旦那様。
さらに、フローリングは傷がつきにくい硬いものを選んだ。お子様がお気に入りのおもちゃの車に乗って部屋中を駆け巡っても、愛猫が走りまわっても気にならないとか。

“生活感”を上手く隠したキッチン周り


キッチンはリビングで遊ぶお子様を見守れるよう対面式に。奥様が絶対に譲れなかったという海外製の大きな食洗機が入るモデルを選んだ。
「食洗機は3人家族なら1日1回動かせば十分な大きさで、本当に入れて良かったです」と嬉しそう。
パントリーはスペースの都合で断念したが、キッチンの背面収納でまかなえているとか。
「全面扉なので、急な来客にも安心です。可動棚は人目に触れないので、一番安いタイプで済ませることができました」と笑顔の奥様。

生活感につながるインターホンはダイニングテーブル奥の飾り棚に紛れ込ませて、飾り棚の下は愛猫のトイレスペースに。
「ウチの猫は用を足したあとで壁を引っかくクセがあるんです。クロスがボロボロになるので、ここだけパネルにしました」
ダイニングテーブルの奥にあるので、リビングからはほとんど見えない。
生活するうえでの居心地の良さや使い勝手は保ったうえで、ホテルライクを見事に貫いている。

コンパクトな水回りはデザインにこだわって


最優先であるリビングの広さを確保するため、水回りはコンパクト。
とはいえ、トイレを個室にしたり、洗濯機置き場を新設したりと使い勝手も良くした。洗面台は、楕円の洗面ボウルや丸い鏡、ハニカムタイルなど、デザイン面にこだわったという。

「タイルはたくさんのサンプルの中から、二人の意見がこれ!と、一致したものにしました。トイレのクロスはリビングにあるお気に入りの観葉植物“オーガスタ”のような葉が描かれていたのをショールームで見た瞬間に決めちゃいました」と、顔を見合わせて笑うお二人。

水回りは配管の都合で床が一段高くなっている。フラットにするには家の床全体を上げないといけないが、リビングの天井の高さを保ちたいので、キッチンや洗面室の段差を許容することに。
「建築士さんに、段差にはすぐに慣れますよと言ってもらったのも安心材料でした。実際すぐに慣れましたね」と微笑む。

部屋を圧迫しないウォークインクローゼット


2つの個室のひとつは将来の子供部屋。お子様が楽しく過ごせるように、アクセントクロスはストライプに。クローゼットの中にも、明るいクリーム色のクロスを使った。
クローゼットの扉には姿見をつけて、使い勝手は良さそうだ。

寝室であるもうひとつの個室にはウォークインクローゼットを設置。オープン部分には奥様の物を。扉の中には旦那様の物を収納している。
「夫は物が多いので、見えないところに隠したかったんです」と笑う奥様。

旦那様は、「SNSで見つけた家を参考にして、ウォークインクローゼットの間仕切り壁は上を空けました。圧迫感がないし、そこにつけた照明もカッコいいんですよ」と満足そうだ。

リノベーションは建築士と二人三脚で

予算内でやりたいことは全部できたと振り返るS様。
「数社に相談しましたが、インテリックス空間設計は1から10まで伝えなくても私たちの気持ちを理解して、一番要望を汲み取ってくれました。建築士さんの高い提案力で、私たちの理想を形にしてもらえたと思います」と微笑む。

夫婦で好みが一致していたのでケンカをすることもなく、楽しくプランを考えられたというS様。スムーズに進めるポイントを尋ねると、
「建築士さんと二人三脚で進めていくことが一番ですね。
難しそうなことも予算も気にせずに、最初に要望をすべて建築士さんに伝えることから始めるのが大事だと思います。伝えた中から予算に合わせてやってもらえますから」と答えてくれた。

BEFORE

AFTER

関連事例