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ホテルライクの優雅な雰囲気と最高の景色にこだわった、メゾネットのリノベーション。

物件概要

家族構成 2人暮らし
築年数 19年
間取り 2LDK→2LDK
専有面積 約109㎡
工事費総額 約3350万円
種類 購入してリノベーション

東京都目黒区 R様・H様

アメリカ人のR様と日本人のH様のお二人が暮らす住まいは、上階にリビングダイニング、下階に個室のメゾネット。
物をあまり持たない暮らしをされるR様は、収納を減らして部屋となるスペースをより広くオープンにしたホテルライクな家にしたいと考えていたそう。

「希望するモダンな雰囲気を理解してくれるところにお願いしたかったので、数社と話して先方の反応を見てみました。インテリックス空間設計は前向きに聞いてくれたうえに、そういう希望ならこういうものはどうですか?と、さらにいい提案をくれたので、ここならお任せできると思いました」

幸せが詰まったリビングダイニング


重厚感あふれるクオーツのカウンターが印象的なアイランドキッチンは、料理をしながらリビングにいるゲストとコミュニケーションを取りたいというR様のマストの希望。
コンロ側にはアメリカの家庭料理を作るのに必須な大きなオーブンを入れ、スタイリッシュなステンレスカウンターの上の棚にはスパイスやお酒が並ぶ。

「アメリカではホームパーティーが日常です。私たちも引っ越して数カ月ですが、もう何度もここでホームパーティーをしました。キッチンに立って、家族や友達がくつろぎ笑っている様子を見るのがとても幸せなんです」と笑顔のR様。
H様は「窓から緑が見えることもあって、家の中ではないようなオープンな気持ちになれるんですよ」と微笑む。

広いリビングには、手入れが簡単な暖炉がある。ワークスペースとリビングが分かれる位置を提案されたが、ソファに座ると暖炉が眼の前にありとても良かったとか。
「暖炉は幼い頃からずっと生活の中にありました。クリスマスには暖炉に火が灯り、家族が集まって…というのが、最高の思い出です」とR様が目を細める。
これからクリスマスには暖炉の前にプレゼントが並び、ご友人やご家族が集うのかもしれない。

塗装のアクセントウォールが美しいベッドルーム


下階にある寝室は、廊下にあった収納をなくしてスペースを広くとり、クローゼットに照明をつけるため天井を下げたので、その段差を利用して間接照明を入れている。
「間接照明をつけたいと思ってはいましたが具体的なイメージはなかったので、建築士さんに提案してもらいました」
間接照明とペンダントライトのやわらかな明かりが、ホテルの一室のような雰囲気だ。

クローゼットにはガラスの扉を希望されたが、コスト面から断念。オープンな雰囲気を大切にしながらプライベート感を出すために、建築士の提案で間仕切り壁を立ててウォークインにした。
「寝室にあるクローゼットなので最初は壁もいらないと思いましたが、この壁のおかげで鏡を掛けたりスーツケースを置いたりするスペースが生まれました」
間仕切り壁の奥は少しだけ壁から離している。この隙間が寝室からクローゼットへと濃いネイビーのアクセントウォールをつなげ、空間の広がりを感じさせる仕掛けになっている。

タイルとガラス使いに高級感が漂うバスルーム


「バスルームは意見がぶつかりました」と、笑って見つめ合うお二人。
毎日バスタブに浸かりメインでお掃除をするH様は、お湯はりや追い焚き機能が欲しいが、R様はそれらの機能が付けられない置き型の大きなバスタブがお好み。
「日本人としてお風呂へのこだわりは譲れませんでした。打ち合わせでも膠着状態になったところ、建築士さんがタイルを使った高級感のある大きなお風呂を提案してくれて、無事に解決しました」と笑うH様。
お気に入りのレインシャワーと石素材のカウンターになり、R様も大満足だそう。

洗面台は、キッチンを見に行ったショールームで見つけて決定。バスルームに力を入れたので、見栄えのバランスにこだわったそう。
「バスルームをこだわった分、洗面台も同じスタイルにしようと思いました。この洗面台は質感やデザインが気に入りました」
ガラスで仕切られた開放的なバスルームと間接照明が、ホテルのような優雅さを感じさせる。

圧迫感のあるドアはなくしてオープンに


廊下にある洗濯機置場や日用品の収納棚は、扉を付けるとスペースを圧迫するが、ゲストの目に入る場所なので何かで隠さなくてはいけない。
「ブラインドは好ましくないと伝えたら、建築士さんが素敵なプリーツスクリーンを提案してくれました。洗濯機置場のサイズも、幅や高さが限られているなかギリギリで調整をしてくれて、ぴったり収まりました」

上階のリビング奥にあるワークスペースにも、ドアはないがカーテンレールを付けておいた。
「リビングからワークスペースにつながる窓からの景色が気持ちいいのに、ドアや壁で途切れさせるのはもったいないと思いました。とは言え、彼がワークスペースで仕事をしていると会議中の声が気になるので、そろそろ遮音カーテンをつけようかなと思います」と話すH様。

目標と妥協点を定めて最高の仕上がりに


キッチンやバスルームにはしっかりとこだわり、ゲストルームはフローリングを張り替えた程度で済ませたという。
「コスト調整のため、そのままにできるところは触らないと妥協点を決めていました。
照明や椅子など、買い替えが簡単な家具も妥協してコストダウン。その代わり、搬入が大変でなかなか買い替えられないソファやダイニングテーブルは妥協しませんでした」

ロジカルに物を考えるというお二人は、建築士も同じように物を考えるタイプだったので相性が良かったと振り返る。
「今回はここまで決めましょうと打ち合わせごとにマイルストーンを決めてくれたし、建築士さんが二人の意見の間を取っていろいろと提案してくれたので助かりました。二人きりだったら決められないことがたくさんあったと思います。最後は建築士さんを味方につけようとか思っちゃいました」と笑うH様。
「不満なところがまったくない、期待を越える出来でした。納得のコストで、希望のスケジュール通りに、最高の品質で仕上がって、さすが日本だと思いました」と、R様も大満足の笑顔だった。

BEFORE

AFTER

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