家族みんなが自分のペースで暮らせる家に!日々のストレスを解消できた自宅リノベ。
物件概要
家族構成 | ファミリー |
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築年数 | 26年 |
間取り | 3LDK→2LDK |
専有面積 | 約67㎡ |
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工事費総額 | 約1830万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都大田区 S様
お子様の進学に伴い生活スタイルが変わるタイミングで、ご自宅のリノベーションを検討し始めたS様。
「数社に相談しましたが、インテリックス空間設計は自宅リノベの実績が多くて安心感がありましたし、私たちの希望をきちんと取り入れた提案を最初からしてくれたのでお願いしようと思いました」
近くにご実家があることと、街は気に入っていることから引越しは考えなかったそう。とは言え長年暮らすなかで、いろいろと不満やストレスを感じることもあった。今回のリノベーションでは、それらがすべて解決できたと笑顔で振り返ってくれた。
家事も片付けもスムーズな空間使い
段差をなくして床をフラットにし、家事の動線を良くすること。そして空気がこもるうえに西日で暑くなるキッチンをリビングと一体化することが奥様の大きな望み。
対面式にはしたいが、いつもキレイにしておくのは大変だからと手元はカウンターで隠しつつ、シンク前にはスパイス用のニッチを、さらにキッチン奥にはパントリーも作った。
「玄関からキッチンへ、またキッチンから洗面室へと家事動線が良くなるように回遊式にしました。ロボット掃除機がフラットになった床でストレスなく掃除してくれます。
スパイスは取りやすく片付けやすい置き場所が決まったので、出したままになることがなくなりました」と奥様。
冷蔵庫とパントリーの間にある窓をいかしたデスクは、奥様のスペース。仕事用のパソコンを置いたり、書き物をしたりに使っている。ダイニング脇には旦那様用のデスクも設けた。
「自分たちのスペースは寝室くらいですが、ちょっとした作業をする場所がほしくて」と旦那様。
以前はダイニングテーブルに荷物を置くことが多かったが、デスクを作ったことでリビングダイニングが片付くようになったそうだ。
一人ひとりのペースを気にせず過ごせるように
家族全員の希望は、洗面室と脱衣室を分けること。
誰かが入浴中は歯磨きもできないことがプチストレスになっていたという。ドアをつけることで脱衣スペースは狭くなったが、入浴している人もしていない人も、お互い自分のペースで過ごせるようになった。
そして特徴的なのはウォークインクローゼットの位置。洗面室とつなげることで、着替えやメイクといった身支度がスムーズになったという。
「夫婦二人の生活リズムが異なるので、クローゼットが寝室にあると起こしそうで気になります。そのため寝室は寝るだけの場所に、身支度はこちらでゆっくり済ませることにして正解でした」と満足そうな奥様。
バスルームが近いことから湿気が気になるところだが、
「空気が流れるように、ドアを付けずオープンにしました。普段は洗面室のドアも開け放っているので湿気はまったく気になりません」とのことだった。
土間や収納が機能して、玄関も部屋もスッキリと
玄関が暗くて狭いことも、ずっと気になっていたという。
「ゴルフバッグや宅配の箱を置けるように土間を作り、今まで子供部屋にあった掃き出し窓からの明かりを玄関に入れたいと思いました」
昼間でも照明が必要だったという玄関は明るくなり、室内窓を通して子供部屋にもやわらかい光が入る。また、掃き出し窓を開けることで、家全体の通気性も格段に上がった。
子供部屋は狭くなったが、収納をしっかり設けたおかげでお子様も狭さは感じていないとか。それどころか、収納が機能的なおかげで部屋が片付くようになったそう。
「キッチンやリビングも、収納を増やしたくて棚をできるだけ付けてもらいました。今はゆとりがあるくらいです」と笑う。
寝室にもちょっとした棚がほしくて窓辺にカウンターを付けた。目覚まし時計やスマホ、読みかけの本を置くなど、想定していた以上に便利に使っているという。
インナーサッシで温度と音の悩みを解消
結露を解消して冷暖房効率を上げるため、すべての窓にインナーサッシを付けた。おかげで室温が安定したことはもちろん、すぐ近くを走る電車の音が気にならなくなったという。
「サッシは黒ですが、フローリングやクロスを明るくしたのでインナーサッシは白くしました。おかげで部屋全体が明るく感じます」と微笑む。
また断熱も検討していたが、インテリックス空間設計が見たところ既存の断熱材が十分にあるので、余計なコストを掛ける必要はないと判断。もし寒ければすぐに暖かくできるよう、ガスストーブ用の配管だけは施した。
「他社では断熱を勧められました。でも、インテリックス空間設計は必要か、必要じゃないかを判断して提案をしてくれたので信頼できました」
長年抱えてきた不満をリノベで解決
生活感がある事例をいろいろと見てイメージを膨らませていたS様。動線や収納にはこだわったが、デザインに強いこだわりはなかったので、多くの要素を短期間で決めていくのには建築士とプランナーの提案が助けになったそう。
「シンプルなものや明るい木の風合いが好きな私たちの好みを聞き取り、提案してくれたものはすべて素敵なセレクトでした。
時には建築士さんとプランナーさんの意見が異なることもありましたが、お互いに信頼しているのが伝わってきたので安心できました」と振り返る。
「こだわりがないと言っても、選択肢があればちゃんと好みのものを選ぶものですよね。だから、こだわりがある人もない人も、自分の好みにあふれた理想の空間を作れるのがリノベーションの良さだと思います」と奥様。
旦那様は、「悩みを素直にぶつければ、解決してもらえるんだなと感じました」と続ける。
そして「スケルトンリノベーションで配管から交換したことで室内は新築のようになったうえ、日々のストレスが解消されました。しばらくは、玄関のドアを開けるたびに違う家に来たようで驚いていましたけどね」と笑った。