駅近だからこそ気になる音を、インナーサッシで軽減。西日で上がる室内温度も快適に。
物件概要
家族構成 | ファミリー |
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築年数 | 27年 |
間取り | 3LDK→2LDK+S |
専有面積 | 約64㎡ |
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工事費総額 | 約1460万円 |
種類 | 購入してリノベーション |
千葉県船橋市 H様
社宅で暮らしていたH様。お子様が中学に上がるのを機に個室を与えたいと考え、住み替えを検討された。
その頃、同じマンション内のこの部屋が売りに出たと知り、フロアを移る形で住み替えることにした。
「マンションの立地や管理は気に入っていましたが、部屋に関してはここがこうだったら使いやすいのに…などと不便を感じるところもありました。
そこで、雑誌などで調べて数社に相談をしました。インテリックス空間設計は最初の相談からいろいろと提案してくれて、その案がどれも良かったのでお願いすることにしました」
習慣に合わせた工夫はリノベならでは
お子様の個室と夫婦の寝室は取れたので、和室をなくしてリビングダイニングを広くすることに。さらに、これからお弁当作りが始まることを考慮して、キッチンもオープンにして広くした。
アクセントクロスは、年齢を重ねたあとでも気に入りそうな落ち着いた色みをセレクト。梁の都合で低くなるキッチンの天井も淡いグレーにして、空間を自然と分けている。
防災のため多めに水のペットボトルを買い置きしているが、玄関からキッチンまでぐるっと回って運ぶのは大変そう…と話すと、
「建築士さんが、廊下とキッチンの収納壁を抜いたらどうかと提案してくれました。話だけではイメージできませんでしたが、似た事例を見せてくれたので安心できました」
廊下側の扉を開くと、下部には水を入れられ、その隣には書類や常備薬とロボット掃除機の基地を。キッチン側の扉を開くと、下部からは水を取り出せて、上部はパントリー、隣は食器棚と機能的に配置した。
換気のための隙間が、リビングを優雅に演出
以前は一部屋を納戸として使い、洋服やお子様の作品、雛人形やゴルフバッグをまとめて置いていたので、部屋数があるにも関わらずお子様に個室を用意できずにいた。
そこで、部屋を部屋として使えるよう、ウォークインクローゼットを作ってすべてを収納することにした。
「換気がきちんとできるか相談したら、リビングとの間の壁を空けることを提案してもらえました。換気ももちろんですが、空間が広がることでクローゼットの中の圧迫感がなくなったのも良かったです」と微笑む。
クローゼットの天井に梁があることを逆手に取って美しく仕上げたのは、建築士のこだわり。アクセントクロスを使った梁の照明をつけると、まるで間接照明のようにリビングにそっと光が入るのが印象的だった。
転倒防止のため、棚とデスクは作り付け
旦那様は寝室に小さなデスクを置き、パソコン作業をしていたとか。そこで、寝室のクローゼット脇にはデスクを造作。デスクの上にはアイアンバーがあり、将来的にはデスクを棚にして、このスペース全体をクローゼットとして使うこともできる。ダイニングの窓際にも、出窓の高さに合わせて棚とデスクが作られた。こちらは奥様が使っているそう。
地震に備えて家具は基本的に作り付けに。テレビがあるリビング側はスッキリとさせた。
「目に入る情報が多いと疲れてしまうと本で読み、くつろぐリビングはできるだけ物を置かないようにしました」と奥様。
さらに、できるだけリビングを広く見せたかったのでフロートのテレビ台を設置。床を多く見せることで、空間に広がりを持たせている。
問題点を熟知していたからこその希望も
旦那様には暮らし心地に関する二つのこだわりがあったそう。
一つはインナーサッシを入れること。駅近の立地は気に入っていたが、電車の音が以前から気になっていたとか。
「インナーサッシのおかげで、こんなに?と驚くほど静かになりました。新しい家は西日の暑さが心配でしたが、それも気になりません」と満足そう。
もう一つは、天井を少しでも高くすること。置床の高さをできるだけ抑えて、高さを確保した。
また奥様は、エアコン周りの仕上がりに大満足な様子。
「予算面から電気屋さんに頼むことも考えましたが、同時にお願いしたほうがダクト周りをキレイに仕上げてくれると事例のインタビューで読んで思い直しました。一気にやってもらって大正解です」
多くの提案と丁寧な施工で不満を解消
同じマンションで暮らしていたこともあって、どこを改善したいかのイメージが明確だったH様。
「たくさん提案してもらえて、以前の家で感じていた不満が解消できました。友達にもキレイになったねと言ってもらえて、みんなにリノベーションを勧めたいです」と奥様。
旦那様は「大勢のスタッフが関わっているのに、対応が素早くて安心感がありました。また、インテリックス空間設計の施工は近隣からの苦情もなく、きちんとしていると管理人さんに褒められました」とニッコリ。
今はお二人ともリビングでくつろぐ時間が一番楽しいようで、
奥様が「アクセントクロスにニュアンスがあるので、見ていて飽きないんですよね」と微笑むと、旦那様は
「テレビ台の木目がキレイで、テレビよりも台を見てしてしまうんですよ。もっとあちこちに木目調を取り入れても良かったかもしれませんね」と笑った。