家事動線を整え、通気の流れも確保。子供の成長も見据えてスペースを取った家づくり。
物件概要
家族構成 | ファミリー |
---|---|
築年数 | 8年 |
間取り | 3LDK→3LDK+S |
専有面積 | 約74㎡ |
---|---|
工事費総額 | 約1500万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都品川区 О様
二人のお子様の成長とともに、それぞれに個室を与えたいという思いが強くなり、SNSなどで事例を調べては夢を膨らませていたというО様。
「物件購入時から家事動線にストレスを感じていたので、いつかしようと夫婦で話していました。
インテリックス空間設計は最初の相談会から、私たちの困りごとに夢の膨らむ提案をしてくれて、現地下見後にはリノベーションって楽しそうという気持ちでいっぱいになっていました」
レスポンスが速いことや、実績が多いことも決め手となったそうだ。
使い勝手のいいキッチンにコストを掛けて大正解
リビングのスペースを大きく取るため、ダイニングテーブルはキッチンの脇に。
今までストレスを感じていた家事動線は、キッチンと洗面を真っ直ぐつなげることでスッキリ解決。元々扉は開けておくことが多かったので、コストを考慮してロールスクリーンで隠す程度にした。
キッチンには夫婦で立つことも。特に朝は4人分の食事とお弁当を作りで忙しいので、作業スペースを広く。
3口コンロは手前にスペースがあるので盛り付けがしやすく、フロントオープンの大きな食洗機は1日1回動かせば十分。食後の食器はダイニングテーブル横のシンクにすぐに片付けられるなど、すべての作業がスムーズにできるキッチンになったとか。
「使いやすさと広さを優先して何度も練り直しました。大きな食洗器が入るキッチンに予定よりコストを掛けましたが、ここを妥協したら不満が残ると思い、思い切って資金投入しちゃいました」と満足そうな表情だ。
バスタブをなくして脱衣・洗面室を広々と
広々とした脱衣室の床は素足に心地いい、ビニール繊維で織られたフロアタイルを使用。
「温浴施設のようなフロアタイルは手入れも簡単そうなので洗面室に採用しました」と旦那様。
洗面台は朝の準備で渋滞するので、洗面ボウルを片側に寄せて二人で並んで使えるようにした。
さらに、洗濯機の向かい側には作業台を造作。
「今は洗濯物を畳んだり、パジャマを置いたりしていますが、いずれ子供たちのメイクスペースにする予定です」と、またしても女性ならではの視点で将来を見据える奥様。
風通しを良くしたので、冬の寒さに備えてヒーターもプラスした。
バスルームは「バスタブは使っても月一回程度。掃除の手間も増えますし…」と、思い切り良くシャワーだけに。機能的なシャワーを採用したので、まるでお湯に浸かったようにリラックスできるうえ、狭いからこそシャワーの湯気で一気に温まり心地いいとか。
「キャンプ場でユニットシャワールームを使ってみたら良くて、バスタブがなくてもいいね…となりました。
バスタブに浸かりたい時は家族みんなでスーパー銭湯に行きます。家族のイベントが増えた感じです」とニッコリ。
家を貫く室内窓で通気性はバッチリ
念願だった子供部屋を2室作ると、窓に面してない部屋ができてしまう。玄関に土間を設けた主寝室も同様だ。
そこで通気を考えて、各室に室内窓を設けることにした。
「元々この家は、風の抜けがとても良いので、リビングから窓のある子供部屋まで一直線に貫くように室内窓を設けました」
おかげで猛暑だった夏も十分な換気ができて、空気がこもる部屋はなかったと喜ぶ。
寝室には旦那様の希望でプロジェクターを付けた。
「リビングのテレビは子供たちに占領されてしまうので、ベッドに横になりながらゆっくり見ようと思って。ところが思惑とは逆に、プロジェクターを子供たちに占領されてしまいました」と、ベッドでくつろぎながら動画を見るお子様を横目に笑う。
服や靴が増える将来を見据えた収納スペース
キャンプが趣味のО様。テントや寝袋も十分に置ける広々とした土間を作り、キレイに片付いたと微笑む。
また、家族で外出する際に玄関が渋滞するので、並んで使えるように間口は広く取った。脇のベンチには、お出かけのバックや買い物袋をちょっと置くのに便利だそう。
「玄関での順番待ちをせかしたり、朝のバタバタがなくなりました」と嬉しそうな奥様。
広々としたウォークインクローゼットには家族全員の服を収納している。こちらも奥行きがあり、十分すぎるほどのスペースを確保した。
「娘が二人なので、これからさらに靴も服も増えていくと思うんです。だから、土間もクローゼットもゆとりがあるくらい広いスペースが必要でした」と奥様。母親ならではの視点で、将来を見越したプランを立てた。
なお、クローゼットの入口は来客時の目隠しができれば十分なので、ここもロールスクリーンに。洗濯後の洋服はすべてここに運べばいいので、片付け動線がとても楽になったという。
こだわりポイントと優先順位を大切に
片付けが苦手だったけれど、リノベーションをしてからは片付けも掃除も自然とできるようになったというО様。
「プランナーさんに物の居場所を決めましょうとアドバイスをもらいながら収納スペースを作ったら、あれどこに置いた?なんてことがなくなりました。生活が良くなってストレスが減りました」と嬉しそう。
デザイン面に関しても「クロスやフローリングの色合わせは自信がないのでプロに頼りました。好みを理解してくれたので、まず提案してもらってから選んだらスムーズに進みました」と振り返る。
「私にとって最優先は動線だったので、それを大切にしながらプロの提案を受けた感じです。プランを考えるのに優先順位は大切だと思います」と奥様が話すと、
旦那様は「家族全員がこだわりたいポイントを出して、すり合わせることが大切ですね。僕もどう生活したいのか、これまで膨らませてきた夢をぶつけました。子供も前の家より今の家がいいねって言ってくれます」と笑って続けた。