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住宅性能をアップデートで快適に。こだわり空間がプロの視点で想像以上の住みやすさ!

物件概要

家族構成 2人暮らし
築年数 29年
間取り 3LDK→3LDK
専有面積 約58㎡
工事費総額 約1380万円
種類 自宅リノベーション

東京都目黒区 T様

旦那様がお仕事を引退してセカンドライフを始められるのを機に、29年前に新築で購入したお部屋のフルリノベーションをすることにしたT様。
これからは夫婦で家にいる時間が増えるので、プライバシーが保てて、お互いがリラックスして趣味を楽しめる、程よい距離感の個室を持とうと考えたそう。

「マンションリノベが得意で、設計やデザインの守備範囲が広く、オーソドックスなものもセンスよく仕上げてくれる対応力があると感じたのがインテリックス空間設計でした。
担当者さんと相談会でお話をしてますます信頼できると思い、お任せしました」

こだわりアイテムで、開放感たっぷりのLDK

キッチンは家の核となるので、どんなデザインにしようかかなり吟味されたとか。
以前のキッチンは閉塞感が漂い、リビングとの一体感がなかったので解消したいと希望した。

「視覚的に圧迫感のないアイアンと木の組み合わせが気に入った対面式キッチンにすることにしました。シンク上の造作した吊り棚は、視線が程よく抜けた美しい棚に仕上がって、LDKに一体感が生まれたと思います。
また、キッチンの床はフロアタイルに貼り分けましたが、細部まできれいに仕上げていただき、施工力の高さを感じます」

旦那様もキッチンに立つ機会が増えることを考えて、キッチンの棚はすべてオープンに。どこに何があるかが、ひと目で分かるようにしたという。

配管を通すためダイニングから手元を隠すようにシンク前に壁が立ち上がったが、
「ちょっとした高さですが手元が見えにくいのが良かったです。この壁に建築士さんに勧められてコンセントを付けましたが、家電が使いやすくなりました」と、奥様も嬉しそう。

アクセントウォールには、ショールームで好みの色合いに一目ぼれしたタイルを使い、印象的なキッチンに仕上がった。

土間玄関の間取りを工夫し、寒さ対策や通風を実現

玄関とリビングをつなぐ長い廊下が、前々から無駄に感じていたT様。
そこで、廊下の一部を取り込み、広い土間玄関とすることに。靴やスーツケースなども置けるように可動棚にして、コート掛けや小物用のフックも備え、使いやすさに配慮した。

以前の部屋は温度差が激しく、玄関側は北向きで寒いが、リビング側は採光も入り暖かだった。
今回、この温度差のムラをなくせないかと相談すると、廊下側に引き戸を設けて緩衝帯とし、住まいに外気を持ち込ませないプランを提案されたという。

「私たちには考えも及ばないアイデアで、なるほど!と思いました。
冬になると、玄関の冷気が廊下を伝って、個室やLDKに入り込むので困っていましたが、今では引き戸を閉めれば、リビングドアを開けていてもLDKに伝わりません」
通風は、引き戸の開け具合で風量を調節するため、心地よい風が家じゅうを巡る。

住宅性能アップのカギは、インナーサッシや防音材

T様邸は窓がたくさんあるため、すべての居室にインナーサッシを取り付けた。
「朝になっても前夜の室温とほとんど変わらず、断熱性能が向上したのを実感します」

インナーサッシで住宅性能を上げることで、納戸化していた北側の洋室を、旦那様の書斎に。壁に書棚を造り付け、趣味の音楽を楽しむオーディオ類を置く出窓にコンセントを増やした。
「部屋の扉は引き戸にしましたが、普段はほとんど開けたまま。音楽を聴く時は自室の引き戸とリビングドアの両方を閉めておけば、例え妻が自分の部屋で読書していても音は伝わりにくいです」

断熱性能に加えて防音性能も配慮したのが、夫妻が寝室として使っている和室。
「床が直貼りのため、和室に布団を敷いて寝ると、階下の音が伝わり気になっていました。今回は床を上げ、畳の下に防音材を厚めに敷いたので、音はまったく聞こえません」
以前も襖は開けっ放しでリビングと緩やかに繋げていたので、扉は付けなかったそう。

奥様の部屋が長年の悩みを一気に解消するきっかけに

奥様の悩みの種は、キッチン脇の収納から取り出すパントリー。奥行きが深く、フルオープンできない折れ戸だったため、出し入れするにも苦労していた。

「そこで建築士さんに提案されたのが、パントリーの開口を私の部屋から出し入れするプランでした。斬新なアイデアに驚きましたが、これによって間口が広いパントリーになり、内部が一目で見渡せ、収納しやすくなりました。今はキッチンアイテムや私個人の物を入れ、フレキシブルに使っています」
部屋もパントリーもカーテンで入口を仕切ったので通路を塞ぐこともなくなり、キッチンと行き来しやすく、家事がしやすくなったそう。

雑誌などを見てアクセントクロスも検討されたそうだが、気軽に変更できるカーテンでアクセントをつけることにした。

思いを受け止め、プロの目線で理想を実現

洗面室にタオルウォーマーを取付けたいと熱望したのは奥様。
「タオルウォーマーは濡れてもすぐにタオルが乾かせ、寒さ対策にもなると思ったので、ぜひ取り入れたいアイテムでした。しかし洗面室は狭く、ドアは洗面台側にスライドする引き戸のため、設置できる壁がないのでは、という不安が・・・。
思い切って相談すると、ドアを引き込み戸につくり変え、壁に取り付ける方法を考えてくれたので嬉しかったです」

冬はタオルウォーマーの熱で洗面室がホワっと暖かくなったが、その分、夏は熱がこもって暑くなるため、廊下側にカーテンレールを取り付け、ドアを開けてもカーテンで目隠しできるようにした。

セカンドライフの暮らしが整理できた

リノベーションで全体の統一感がでて、コンセプトとしていた「ちょうどいい距離感の夫婦の暮らし」のレイアウトが整ったと嬉しそうなご夫婦。
「個性を出しすぎることなく、私たちの希望に沿う提案をしてくれて、オーソドックスにシンプルに仕上げました。だからバランスよく調整できるインテリアも揃えることができました」

建築士とプランナーと行う打ち合わせはいつも楽しかったという。
「建築士さんやプランナーさんとの打ち合わせは、人柄のよさや感覚が私たちにフィットしていたので、いつも楽しくできたのが印象的です。
私たちが忘れていた雑談の内容を心にとめて対応するなど、希望や意図をきめ細かく受け止め、提案や対応を的確にしてくださったので、理想が叶えられたと思います」

BEFORE

AFTER

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