憧れの建築家風を目指したら、今までの不満が一番のお気に入りに変わった自宅リノベ。
物件概要
家族構成 | 1人暮らし |
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築年数 | 40年 |
間取り | 2LDK→2LDK |
専有面積 | 約71㎡ |
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工事費総額 | 約1470万円 |
種類 | 自宅リノベーション |
東京都大田区 S様
20年近く暮らしてきたご自宅は、もともとインテリックス空間設計がリノベーションを手掛けたマンション。設備を新しくするためにリノベーションを検討したが、
「使いやすい間取りなので、大きな変更はせずに全体をキレイに整えたいと思いました」
インテリックス空間設計に相談したら、プランナーや建築士とすぐに話が盛り上がったと振り返るS様。
「20世紀の北欧デザイン界を代表する建築家のアルヴァ・アアルトの自宅をイメージした家にしたいと話したら、建築士さんもお好きだそうで、すぐに理解してプランに反映してくれました。
他社にも相談しましたが、建築士さんとの相性の良さを感じて、インテリックス空間設計にお願いすることにしました」
大きな梁が、もっとも印象的なポイントに
予算内でアアルト風を実現するために、様々なことを提案してもらったと話すS様。
テレビ台や飾り棚は、既存品をアレンジしているのでリーズナブルになったそうだが、美しい水平のラインには高級感が漂っている。
インパクトのある梁には木目のクロスが貼られ、まるで化粧梁のように美しい。間接照明が設置された梁は夜になるとさらに存在感を発揮し、アアルト風のインテリアの大きなポイントとなっている。
「天井が低くなるので以前は部屋一番の不満だった梁が、今では一番のお気に入りになりました」と満面の笑みを見せるS様。
アクセントクロスは壁に14種類のサンプルを貼って、昼夜での色の変化を確認しながら決めたという。このアクセントクロスは、トイレの壁にも使用。リビングダイニングとは離れた場所にありながら、空間のつながりを感じさせる仕掛けとなった。
「こんなのどうですか?と追加で出してくれたりして楽しく選べました。小さい空間なら予算を大きく超えないと教えてくれたので遊んでみましたが、カッコいいトイレになり満足です」
防音室はルームタイプで快適に
学生時代の友人とバンドを組んで音楽を楽しむS様。ギターの練習を自宅でできるようにと、リノベーションを機に防音室を作ることにした。
「部屋としての居心地の良さと広さを保ちたかったので、ルームタイプをオーダーしました。密閉性が高いので、寝室との間に換気扇を設けています。
以前にインナーサッシ工事は行っていたので、防音室の分が追加され窓は4重サッシに。音が一切漏れないので、思い切り練習できるようになりました」と笑顔。
防音室以外の部屋も、隣家と接する壁をふかしたことで、家全体の防音性が高まったという。
「以前はコンクリートの駆体にクロスを貼っていたので、近所の音が聞こえていましたし、逆にこちらの音漏れも気になっていたんです。今はご近所を気にせず音楽を聴けるし、ボードのおかげで壁に絵を飾れるようにもなったんですよ」と嬉しそうだ。
使えるもの、使い勝手がいいものは残して
設備やクロス、フローリングはすべて新しくしたが、基本的な間取りは同じ。ダイニング奥の食器棚はまだ十分使える上にイメージにマッチするので、コストカットのためにも残すことにした。
使い慣れた導線や収納はほぼ変わらないので、リノベーション後の新居にすぐに馴染むことができたとか。
「リビングのインナーテラスや玄関、洗面室の床材は、予算を抑えるためにすべてフロアタイルにしました。でも、テイストが整っているので雰囲気がいいですよね。
このような予算面での相談にもフレキシブルに対応してくれたので、インテリックス空間設計にお願いして本当に良かったと思います」
安心して進められて、美しい仕上がりに
「女性一人暮らしの私としては、プランナーさんも建築士さんも女性だったので何でも気兼ねなく相談できて楽しく進められました」と話すS様。
また、施工中に駆体の一部にむき出しの鉄筋が見つかったが、
「すぐに管理会社とやり取りをして、きちんと処置してくれました。私には見えないところですが、見て見ぬ振りをしないで手間を掛けてくれる姿勢に、安心感が高まりました」と振り返る。
「アアルト風というテイストを取り入れたこたことはもちろん、不満ポイントだった梁が、それほどコストを掛けていないのにお気に入りに変わるというのは、本当に驚きでした。雰囲気のいい家になって、遊びに来た友人にも絶賛されました」と言うS様。
残すところは大胆に残しつつ、全体は美しく。コストの掛けどころにメリハリを利かせて、絶対に外せないポイントを大切にした大満足のリノベーションとなった。
BEFORE

AFTER
