インテリックスリノベーションレポート vol.5

アンケート編⑤ アンケート編⑤

インテリックス リノベーションレポートでは、本年7月より計4回にわたり《リノヴェックスマンション》を購入されたお客様から頂戴したアンケートを独自の視点で比較分析したレポートをご紹介してきました。そして今回は、マーケット編として日本の住宅ストックの現状についてお送りします。

年々増え続ける、リノベーションを必要とする物件

日本は、戦後の住宅難を背景に、深刻な住宅不足を解消するため急速に住宅を大量供給してきました。その後も引き続き、新築供給が継続され、現在総世帯数を上回る充分な住宅ストックが存在するのが現状です。

[表] リノヴェックスマンション購入者動機(複数回答)

[表] リノヴェックスマンション購入者動機(複数回答)

上記の表のように、全国に603万戸あるマンションストックのうち半数を超える300万戸が、リノベーションを必要とする築年数20年以上の物件です。今後、築20年以上のマンションストック数は、2020年に429万戸、2025年に520万戸、2030年には577万戸へと増え続けることが予想されます。またマンションの建替え実績は、全国でわずか累計183棟、約14,000戸に止まり、建物や設備が老朽化したマンションが急速に増加する中、既存住宅に手を加え新たな住宅を生み出すリノベーションの需要が今後高まることは明らかです。

ストック重視型の住宅政策への転換

戦後の住宅政策は、新築住宅の建設促進を目的とした内容でしたが、2001年の「第8期住宅建設五箇年計画」においてストック重視の方向性が打ち出され、2006年6月に「住生活基本法」として、既存住宅流通およびリフォーム市場の整備推進の政策が本格的に導入されました。この政策は、これまでの「つくっては壊す」消費型の社会から、「いいものを作り、きちんと手入れを施し、長く大切に使う」ストック型社会を目指すものです。「住生活基本法」施行以降、中古市場やリフォーム市場の環境整備に向けた様々な方策が打ち出され、2020 年までに中古住宅流通市場やリフォーム市場の規模を20兆円に倍増させることを目標に、良質な住宅ストックの形成を図るため動き出しています。

[表] リノヴェックスマンション購入者動機(複数回答)

[表] リノヴェックスマンション購入者動機(複数回答)

上記の表のように、全国に602万戸あるマンションストックのうち半数を超える314万戸が、リノベーションを必要とする築年数20年以上の物件です。今後、築20年以上のマンションストック数は、2015年に429万戸、2020年に520万戸、2025年には577万戸へと増え続けることが予想されます。またマンションの建替え実績は、全国でわずか累計183棟、約14,000戸に止まり、建物や設備が老朽化したマンションが急速に増加する中、既存住宅に手を加え新たな住宅を生み出すリノベーションの需要が今後高まることは明らかです。